なんかいろいろしてみます

Jan 2, 2018 - 1 minute read - Dlib

DlibをWindowsに導入する

顔認識などができるC++用ライブラリDlibをWindowsに導入する方法を書いています.

(2018/12/18追記)サンプル実行で必要なOpenCVのインストールについて追記しました.

Dlibを使う必要があったのですがWindowsだとコンパイルしないといけなかったため手順を残しておきます.

導入環境

  • Windows10
  • VisualStudio2015
  • Dlib 19.8
  • CMake 3.10.1(x64) (2018/12/18追記)
  • OpenCV 3.4.4

あらかじめVisualStudio2015はインストールしておいてください.

Dlibのダウンロード

  • 以下のサイトよりDlibをダウンロード
  • ダウンロードしたファイルは適当な場所に解凍しておきます.

CMakeの導入

  • Dlibの導入の前にコンパイルに必要なCMakeを導入します.
  • CMakeにはWindows用のインストーラーもあるので今後も使う場合はインストーラー形式を利用してもいいです.
  • 以下のCMakeのサイトからコードをダウンロードします.
  • zipファイルをダウンロード後適当な場所に解凍します.

(2018/12/18追記)OpenCVの導入

  • Dlibの一部サンプルを利用するためにOpenCVが必要なのでDlibコンパイル前にOpenCVのインストールを行います.
  • 以下をダウンロードし適当な場所に展開します.

  • 展開後Dlibのコンパイルで利用できるようにWindowsの環境編に設定を行います.

    • 設定 -> システム -> バージョン情報 -> システム情報 -> システム詳細設定 -> 環境変数 まで移動
    • システム環境変数に新規でOpenCV_DIRを追加し,変数値にopencv/buildまでのパスを設定します.
  • 設定後にDlibのコンパイルを行うことでサンプルのwebカメラでdlibを利用するプログラムが利用できるようになります.

(2019/12/18追記終わり)

Dlibのコンパイル

  • How to compileを参考にDlibをWindowsに導入します.
  • 解凍したDlibのフォルダ内でShiftキー+右クリックでPowerShellを起動します.
  • 起動したPowerShellに以下を入力します.
    cd examples
    mkdir build
    cd build
    <CMakeの場所>/bin/cmake.exe -G "Visual Studio 14 2015 Win64" -T host=x64 ..
    <CMakeの場所>/bin/cmake.exe --build . --config Release
  • しばらく待つ
  • 問題なくコンパイル(0エラー)できればexamples/build/Release内にサンプルのexeファイルが出来上がります.
  • 自作のプロジェクトで利用する場合はdlibフォルダにパスを通して,フォルダ以下のファイルを参照します.