HoloLens 2のResearch modeの磁力計をサンプルプロジェクトから可視化してみます.
Research modeの磁力計を取得
前回,HoloLens 2のResearch modeでセンサ情報を見てみる でサンプルプロジェクトを利用してセンサ情報を可視化してみました.
サンプルのHoloLens2ForCVでは磁力計の可視化ができなかったのでコードを修正して見れるようにしてみました.
追記版のサンプルプロジェクトは akihiro0105/HoloLens2ForCV に公開してます.
akihiro0105/HoloLens2ForCV以下の HoloLens2ForCV/Samples/SensorVisualization/
のプロジェクトをビルドしてResearch modeが利用可能なHoloLens 2で実行してください.
公式がジャイロスコープと磁力計のクラスを追加する前にforkしたので最新のコードとは一部差異があります.
動作確認
プロジェクトでは北方向にX,Zベクトルが表示されるように調整しています.
HoloLens 2の磁力計の値に関する詳細なデータを見つけられなかったため,今回は簡易的なキャリブレーションを行う必要があります.
SensorVisualization
アプリ実行後にHoloLens 2自体を上下左右にぐるぐると回転させて磁力計の最大,最小値を取得させます.
スマートフォンのコンパスアプリで北方向と同じ方向を赤色と青色のバーで表示しています.
まとめ
- HoloLens 2単体で方角を取得できるようになった.
- y方向ベクトルも含めた正確な方位算出の処理と安定化処理を行っていけばもう少し精度良くなりそう.
- 公式のResearch modeのサンプルプロジェクトも定期的に更新されているので公式が対応してくれるかも.