前回beta版の導入方法を紹介しましたがRelease版が公開されたので差分部分を紹介します.
追加項目
MixedReality-SpecatorViewの導入に関しては以下のページに記載しています.
MixedReality-SpectatorViewの導入(QRコード編)beta
beta版からの主な追加項目は
iOS,Androidでプロジェクトビルド前にHoloLensのIPアドレスを指定する必要がなくなった.
- iOS,Androidアプリ実行時にIPアドレス入力画面が表示されるので,HoloLensのIPアドレスをアプリ起動後に設定できます.
一眼カメラ接続のSpectatorView機能がHoloLens2対応で追加された.
- 旧SpectatorViewのSpectatorViewカメラと同等のことができるようになりました.
- これにより一眼カメラによる高品質なカメラ映像とHoloLensによる位置合わせとデスクトップPCによる高品質なレンダリング映像を得ることができます.
- https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/spectator-view
- カメラとHoloLensを組み合わせるリグはHoloLens 2に合わせて新しく3Dモデルが提供されています.
- https://github.com/microsoft/MixedReality-SpectatorView/tree/release/1.0.0/doc/models/HoloLens2CameraMount
- またHoloLens 2対応のためキャリブレーション方法も旧SpectatorViewから変更されています.
- https://github.com/microsoft/MixedReality-SpectatorView/blob/release/1.0.0/doc/SpectatorView.Setup.VideoCamera.md
Vcpkgから取得できるOpenCVのバージョンにSpectatorView.Nativeのプロジェクトが対応(ビルド時にプロジェクトのパラメータを修正する必要がなくなりました.)
まとめ
- iOS,AndroidでIPアドレスが後で設定できるようになった <- 便利
- 一眼カメラのSpectatorView機能は機材持ってない