部屋の温度計が壊れて寒かったのでWioNodeで温度計を作ってSlackで確認できるようにしました.
WioNodeとは
WioNodeは2種類の入出力装置を接続できるWifiモジュールです. http://wiki.seeed.cc/Wio_Node/ WioNodeをインターネットに接続することで外部(Androidアプリ,RestAPI)から制御せることができます. 入出力装置の接続には共通コネクタGroveが採用されているため,Groveコネクタを持つモジュールであればケーブルで接続するだけで利用できるようになります.
前回はパンかごにセンサをつけてました. https://qiita.com/akihiro01051/items/f058522bc09ddfb23027
温度計の作成
ハードウェア構成
- WioNode https://www.switch-science.com/catalog/2799/
- 温度センサ https://www.switch-science.com/catalog/806/
- 接続ケーブル https://www.switch-science.com/catalog/798/
- microUSBケーブル
- USB ACアダプター
全部繋ぎます. こんな感じ
温度センサはWioNodeの仕様上片側しか認識しないようになっています. 温度センサ設定時の画面を確認して接続してください.
WioNodeの設定
設定はWioNodeのAndroidアプリから行います.(Androidしか持っていないので) またWioNodeの動作にはWifi接続が必要となるのでWifiのある環境に設置してください.
Wifiの5G帯だとうまくつながらなかったので2.4G帯がいいと思います.
アプリはWioNodeに接続を行い接続先Wifiアクセスポイント情報(パスワードなど)をWioNodeに保存します. その後WioNode自身がアクセスポイントに接続します. 正常に接続できればAndroidアプリから接続されたWioNodeの情報を確認することができます.
温度センサの設定
設定画面から温度センサ(Temperature Sensor)を選択しWioNodeの接続部分に配置します. この時温度センサは右側にしか接続できないです. 配置後Updateを行い配置をWioNodeに反映させます.
IFTTTとの連携
IFTTTとは複数のWebサービスを連携できるサイトです. https://ifttt.com/discover if this then that形式で機能を設定することで簡単に複数Webサービスを連携させることができます. アカウント作成後WioNodeとの連携を行います.
- New Appletを選択し新しい設定を作成
- thisを選択しSpeed Wioを選択
- この時WioNode設定時に作成したアカウントを認証させます.
- Monitor a sensor valueを選択
- 正常にWioNodeのアカウントが認証されていれば接続状態のWioNodeのデバイスとセンサが確認できます.
- 取得値を温度センサに設定後,データ取得時の条件を設定します.
- Define valueと等しい,大きい or 小さい場合にデータを取得できるようになります.
- 設定できたらCreate triggerで次に進みます.
- thatを選択しslackを選択します.
- WioNode同様アカウント連携の確認が行われます.
- Post to channelを選択し温度センサのデータを出力するチャンネルとメッセージの内容を設定します.
- 設定できたらCreate actionを押して設定完了です.
- 正常に動作すれば1分おきにSlackに温度データの入ったメッセージを受信できます.
まとめ
- IFTTTからWioNodeは簡単に連携できる
- 出力先をSlackとGoogleSheetにすることで,部屋の温度変化がわかる
- WioNodeとセンサを入れておくケースが欲しい
- 掃除中に壊れた温度計落としてしまったら,なんか直った